団本部での日曜礼拝の直後、突然の強風と豪雨に見舞われて開催が危ぶまれましたが、ご覧の晴れ模様。
遊覧船乗り場の近くのベンチで昼食。
その後、本通りの集合地点へ急ぎます。
依然として春風は吹きすさびましたが無事パレードに参加できました。
おなじみのバルーン白象も、傾きながらコースをまわります。
前後にぱらついた雨もアーケードでは気にならず、街の人々に楽隊の音楽とお祭り気分をお届け出来たかと思います。
現在のネパールとインドの国境付近にかつて2500年以上前にシュッドオーダナ王の治めるサーキャ族の国がありました。その王子であるガウタマシッダールタの生誕については多くの伝説が語り継がれています。
母親のマーヤーが、白象が胎内に入る夢を見た時に懐胎したことから、誕生仏は必ずと言っていいほど白象とセットになっています。
マーヤーは出産のため、母国へ里帰りする道すがらルンビニーという花園で産気づき休憩をします。そしてそこで仏陀は生まれるのです。また、仏は母の右脇から産まれたと語られていますが、これはインド古来の言い回しでクシャトリヤ階級(王侯武士)の生まれであることを表しています。
そして、仏陀が生まれたことが天に知られると龍神が花びらを宙に散らし、甘露(不死の水)の雨を降らせ、大地を振動させたといいます。
仏は赤子ながら立ち上がり七歩歩んで右手で天を、左手で地を指差し、あの有名な「天上天下唯我独尊」と宣言したのです。
これは、インド思想の根底である六道輪廻による世界観・死生観を超越し、本当に1人の人間として臨場感を持って生きる感覚を持つことを示されたということです。
もちろん、これらの伝説的な形容は、すべて、仏陀がいかに生きたかを語るべく、のちの人が仏陀生誕のエピソードをはなやかに彩ったものでしょう。
でも、その仏陀の80年の生涯を象徴化したエピソードは仏教入門のきっかけとして親しみやすく今日にも花まつりのお祝いとして続いています。
隊長はちょうど今風邪をひいてしまっていて、ひどい声を出して情けない思いをしていました。
でもなんとか今年も参加出来て、今一度、子どもたちと過ごせる花まつりの良さを一層深く感じられた気がします。
さていよいよ、来週はオーバーナイトハイクです。
みんな防寒着をしっかり準備して靴の中敷、靴下選びには気をつけてね!